南国の葉っぱは、絵に描いたように個性的 ハーモニー・コリン監督「ジュリアン・ドンキ―ボーイ」と「ガンモ」を観ました。 「ガンモ」は監督第一作。70年代半ばに竜巻にあって吹き飛んだオハイオ州のジーニアという町が舞台。ハンディカメラで撮ったような粗い質感の映像を織り交ぜながら、住民の日常をコラージュ風に撮っています。 その日常とは、空気銃で猫を殺したり、その肉を売ったり、酒を飲んだ勢いで家具を壊しまくったり、コスプレして出歩いたり、「笑わないと殺す」と母親が子どもに銃を向けたり、シャンプーしてる子にスパゲティを食べさせるとか、かなり非日常なのですが、妙に生々しくてリアル。 「ジュリアン」は二作目で…