アクタス制作によるTVアニメ。英字表記は「GIRLS und PANZER」、略称は「ガルパン」。
2012年10月〜12月および2013年3月に放送された。全12話+総集編2話。
キャッチコピーは「美少女と戦車が織りなす、ひと夏のハートフル・タンク・ストーリー!」。
製作の遅れにより、総集編2話を放送し、第10話でいったん終了。残る2話は2013年3月に放送された。
OVA『これが本当のアンツィオ戦です!』が制作され、2014年7月5日に映画館で先行上映開始、2014年7月24日にBlu-ray・DVDが発売された。
2015年11月21日、『ガールズ&パンツァー 劇場版』が公開。配給はショウゲート。2016年2月20日より4DX(R)での上映も開始。当初2016年5月までだった上映も、半年で興行収入が20億円を突破した。
2016年5月27日に、「ガールズ&パンツァー 劇場版. Blu-ray & DVD」の発売が開始された後も、上映が延長されており、特に立川シネマシティでは、2016年11月25日まで1年を超える異例のロングラン上映を行うことが決定している。
2016年8月21日までの累計観客動員は1,355,313人、累計興行収入は2,315,264,894円。
2016年8月28日、パシフィコ横浜で開かれたイベント「第2次ハートフル・タンク・カーニバル」において、「ガールズ&パンツァー 最終章」が制作されることが発表された。詳細は今後明らかになる見込み。
放送後、企業、地元住民、行政など様々な主体が、イベントやツアー、コラボ商品販売などを次々に企画・展開し、多くの関係者を巻き込んで活動している。それぞれが楽しみながら街ぐるみで取り組み、「聖地巡礼」ブームを巻き起こしている。
また、こうした活動が評価され、『大洗「ガルパン」プロジェクト』が2013年度いばらきイメージアップ大賞の大賞を受賞した。
このほか、大洗町への観光客が増加したことにより、旅客売上高が増えたため、鹿島臨海鉄道の2016年3月期決算では、経常利益が2540万円9000円と、2期ぶりに黒字となった。特に普段からラッピング車両を留置している大洗駅の入場券売上は前期比160%と、大幅な伸びを見せた。
『ガールズ&パンツァー』劇場版 主題歌「piece of youth」
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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第1話 - 第10.5話 | |||||
東京都 | TOKYO MX | 2012年10月9日 - 12月25日 | 火曜 1:00 - 1:30 (月曜深夜) | 独立局 | |
愛知県 | テレビ愛知 | 2012年10月11日 - 12月27日 | 木曜 2:35 - 3:05 (水曜深夜) | テレビ東京系列 | |
愛知県 | テレビ大阪 | ||||
日本全域 | バンダイチャンネル | 2012年10月11日 - 12月27日 | 木曜 12:00 更新 | ネット配信 | 有料会員限定 第1話のみ無料、第2話以降は視聴期限あり |
BS11 | 2012年10月13日 - 12月29日 | 土曜 23:00 - 23:30 | BS放送 | 『ANIME+』枠 提供はバンダイビジュアル1社のみ |
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みんなでストリーム | 2012年10月16日 - 2013年1月1日 | 火曜 0:00 - 0:30 (月曜深夜) | ネット配信 | バンダイチャンネル ライブ配信 | |
いばキラTV | 茨城県ほか出資 インターネットテレビ放送 |
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AT-X | 2012年10月17日 - 2013年1月2日 | 水曜 21:00 - 21:30 | CS放送 | リピート放送あり | |
バンダイチャンネル | 2012年10月25日 - 2013年1月10日 | 木曜 12:00 更新 | ネット配信 | 無料、最新話公開より1週間限定 第1話のみ視聴期限なし |
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GyaO! | 無料、最新話公開より1週間限定 第1話のみ2013年1月10日まで |
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第11話 - 第12話 | |||||
東京都 | TOKYO MX | 2013年3月18日・3月25日 | 月曜 22:00 - 22:30 | 独立局 | |
愛知県 | テレビ愛知 | 2013年3月22日・3月29日 | 金曜 2:05 - 2:35 (木曜深夜) | テレビ東京系列 | |
愛知県 | テレビ大阪 | 2013年3月28日 | 木曜 2:55 - 3:55 (水曜深夜) | 2話連続放送 | |
日本全域 | バンダイチャンネル | 2013年3月29日 | 金曜 12:00 更新 | ネット配信 | 有料会員限定 公開より1週間限定無料 |
BS11 | 2013年3月30日 | 土曜 3:00 - 4:00 (金曜深夜) | BS放送 | 2話連続放送 『ANIME+』枠 |
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AT-X | 2013年3月30日 | 土曜 17:00 - 18:00 | CS放送 | 2話連続放送 リピート放送あり |
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みんなでストリーム | 2013年4月2日 | 火曜 0:00 - 1:00 | ネット配信 | バンダイチャンネル ライブ配信 2話連続無料配信 |
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いばキラTV | 2話連続ライブ配信 | ||||
バンダイチャンネル | 2013年4月5日 | 金曜 10:00 更新 | 公開より1週間限定無料 |
西住みほは大洗女子学園の転校生。実家を離れ寮暮らしを始めたばかり。クラスでもまだ友達もなくひとりで過ごすことが多い。そんなみほに声をかけてきたのが武部沙織と五十鈴華だった。3人はあっという間にうち解ける。そこに現れたのは生徒会長の角谷。「必修選択科目なんだけどさぁ……。『戦車道』取ってね、よろしく」。わざわざ戦車道がない大洗女子を選んだみほは困惑する。悩むみほをよそに戦車道のオリエンテーションが始まる。
戦車道をやることを選んだみほ。最初の仕事は、戦車道を選んだメンバー全員で学校周辺に放置された戦車を探すことだった。沙織と華と戦車を探すみほは、近くにいた優花里にも声をかける。戦車も無事揃い、メンバー全員で洗車をする。放課後も一緒に過ごした4人は、みほの部屋で夕食とともに食べるのだった。翌朝、みほは登校途中にいまにも倒れそうな女の子を発見する。彼女は成績トップだが遅刻常習犯の冷泉麻子だった。
戦車演習場でみほたちが操るIV号戦車がぶつかりそうになったのは麻子だった。なりゆきで戦車に麻子が乗り込んだ直後、IV号戦車は砲撃を受けて操縦手の華が気絶する。バレー部チームと歴女チームに狙われ絶体絶命の危機に、IV号戦車を操って見せたのは麻子だった。窮地をしのいだIV号戦車は反撃に転じる。校内練習試合が終わり、大浴場で初めての試合の感想を語り合うIV号戦車の面々。麻子の参加も決まり、5人で改めてポジションを決める。
大洗の郊外で始まった聖グロリアーナ女学院との試合。みほが考えた大洗女子の作戦は「こそこそ作戦」。「こそこそ隠れて、相手の出方を見て、こそこそ攻撃を仕掛けたいと思います」。偵察に出たIV号戦車は、聖グロリアーナの戦車隊を引きつけるため砲撃を仕掛ける。IV号戦車を追って迫ってきた聖グロ戦車隊を、一斉に迎え撃つ大洗女子の各チーム。しかし、実力差のため、逆に聖グロの一斉攻撃にさらされピンチに陥ってしまう。生徒会チームと1年生チームが脱落した時、みほが下す決断とは……
第63回戦車道全国高校生大会がいよいよ始まる。みほが抽選で引き当てた1回戦の相手は、シャーマン軍団を率いる強豪サンダース大学付属高校。抽選会後、みほたちが、戦車喫茶でお茶をしていると、黒森峰女学園の選手がやってきた。その中にいるみほの姉、まほ。「…まだ戦車道をやっているとは思わなかった」。黒森峰はみほがかつて通っていた高校。どうしてみほは黒森峰を去り、戦車道のない大洗女子に転校してきたのか・・・。
初戦が近づき様々な思いが交錯する中、みほは作戦を練る。
いよいよスタートした戦車道全国高校生大会。戦車道を避けて大洗女子学園に転校して来たみほが、仲間と共にサンダース大学付属高校との一回戦に臨むことになるまでを、チームメイトの紹介と共にみほ自身が回想する。そして、チームの結束を強めるきっかけとなった聖グロリアーナ女学院との練習試合を、みほと優花里による戦車&戦況解説を通じて読み解いていく。
サンダース大付属との死闘は続く。相手のフラッグ車を撃破したほうがこの試合を制する。その時、みほが考えた作戦とは……。大洗女子の無線を傍受していたサンダース大附属のアリサは、大洗女子チームが高台に集結することを知る。だがケイたちが到着した時、そこには大洗女子の戦車はなかった。無線傍受を逆手に取った作戦だったのだ。そしてその直後、アリサの乗ったフラッグ車とバレー部チームが接触をしてしまう。
倒れた祖母のもとへと駆けつけた麻子。みほたちが遅れて駆けつけると、おばあはベッドに横になりながらも達者な口調で麻子やみほたちを叱りつけるのだった。お見舞いの帰り道、安心から寝付いてしまった麻子。みほはそこで沙織から、おばあが麻子の唯一の肉親であると教えられる。みほはその話を聞きながら、西住流の家元である自分の家族のことに思いを馳せる。そしてアンツィオ高校との二回戦に備え、新しい戦車探しが始まった。
プラウダ高校のカチューシャと聖グロリアーナ女学院のダージリンがお茶の時間を楽しんでいた。カチューシャは、ダージリンから大洗女子の隊長が、西住流の娘であると知って驚く。一方西住の家では、母しほが、戦車道を再び始めたみほの勝手な行動に怒っていた。準決勝出場を前に盛り上がる大洗女子の生徒たち。そんな中、みほは生徒会のメンバーに呼び出される。みほを待っていたのは、あんこう鍋だった。生徒会の狙いは……
プラウダ高校に包囲され、廃墟の中に追いつめられた大洗女子学園。メンバーの一部に「ここまで頑張ったのだから……」という空気が流れた時、生徒会長・角谷がこの大会で絶対に負けられない理由を明かす。衝撃の事実に寒さと飢えが加わり、士気のあがらないメンバー。その時、みほがとったのは思わぬ行動だった!
期限の時間がきてプラウダ高校から降伏か否かを確認する伝令がくる。その伝令に対してみほは「最後まで戦います!」と宣言する。
辛くもプラウダ高校を下し、決勝進出を決めた大洗女子学園。その戦いを見たみほの母・しほは、みほの戦いを「邪道」と一蹴。黒森峰女学院の隊長まほに決勝戦では「王者の戦いを見せてやりなさい」という。一方、大洗女子は決勝戦に備えて、戦力の増強と各戦車の武装強化に余念がなかった。最後の練習を終えたみほたちは、みほの部屋で沙織お手製のカツを囲み食事をする。
そして決勝戦の会場は、戦車道の聖地・東富士。そこに黒森峰女学院の戦車が到着する。
弱小チームながらも、メンバーの知恵と勇気と友情で辛くも戦車道全国高校生大会を勝ち進んできた大洗女子学園。いよいよ黒森峰女学園との決勝戦がスタートした今、改めてみほと優花里がこれまでの道のりを対戦相手のメンバーや使用車輌、戦術の解説を交えながら振り返る。
黒森峰女学園と熾烈な戦いは続く。火力と数に勝る黒森峰に対抗するため、長期戦に持ち込みたい大洗女子。みほは地形的に有利な山の上に陣取るため「もくもく作戦」「パラリラ作戦」を連続して展開する。だが、それには動じず、正攻法で対抗する黒森峰。ようやく山の上に集結した大洗女子は、攻勢をかけ最終的に2台の黒森峰戦車を倒す。これで7対18。みほの繰り出す作戦が効果をあげ、試合の流れは大洗女子に傾いているように見えたが……。
黒森峰のマウスの圧倒的な力に押される大洗女子。だが、ここでマウスを倒さなくては、形勢の逆転はあり得ない。カメさん(生徒会)チーム、アヒルさん(バレー部)チーム、そしてあんこうチームは捨て身の作戦で挑む。果たして活路は開けるか。大洗女子の命運は!?
「調子づかせると手強い」という前評判にも関わらず、サンダース大付属高校に勝利して勢いづく大洗女子学園にあっさりと敗北したと思われたアンツィオ高校―。
だが、その裏には知られざる熱闘があった。
アンツィオ高校の隊長アンチョビは大洗女子学園との全国大会第2回戦を前に、メンバーを前に檄を飛ばしていた。アンチョビによれば、対大洗女子学園の秘策があるという。
少ない予算をやりくりし、倹約して貯金をして秘密兵器・イタリアの重戦車P40を購入したのだ。一方、大洗女子学園ではアンツィオ高校が新型戦車を導入したという情報は掴んでいたものの、その正体までは把握していなかった。そこで、優花里がアンツィオ高校に潜入して―。
学校の存続を懸けた第63回戦車道全国高校生大会を優勝に終え、平穏な日常が戻ってきた大洗女子学園。
夏休みのある日、大洗町でエキシビジョンマッチが開催されることに。
大洗女子学園と知波単学園の混合チームと対戦するのは、聖グロリアーナ女学院とプラウダ高校の混合チーム。
今やすっかり大洗町の人気者となった大洗女学園戦車道チームに町民から熱い声援が送られた。
戦いを通じて友情が芽生えた選手たち。試合を終えれば一緒に温泉に浸かり、おしゃべりに華が咲く。
そんな時、生徒会長の角谷杏から「急用」で学園艦に呼び戻される。いぶかしがる大洗女子のメンバーたち。果たして「急用」とは…?
沙織による視点から描いた小説版がMF文庫J(メディアファクトリー)で刊行された。全3巻。作者はひびき遊。