希ガスの一種。1898年にイギリスの化学者、ウィリアム・ラムゼーとモリス・ トラバースが発見した。ギリシア語で「奇妙な」を意味する「Xenos」が元素名の由来。放電現象によって太陽光に似た白色の光を放つ性質があり、カメラのストロボやヘッドライトなどに利用されている。
放射性同位体のキセノン133や135は、ウランやプルトニウムが核分裂した際に生成される。半減期は、キセノン133が約5日、キセノン135が約9時間。