スペイン語の勉強をはじめた頃、街に出るときは、いつもボールペンだけは持って出た。 歩いていて知らない単語を目にすると左手の甲に書いた。地下鉄で横に座ったカップルが話している内容はほぼ全くわからなったけど、聞き取れた音で意味が分からないものはまた書いた。手の甲がいっぱいになってスぺースがなくなると、どんどん上に上がっていて手首、腕、調子がいいときは肘を超えて腕の上のほうまでいった。