原田マハさんの「キネマの神様~ディレクターズ・カット~」を読みました。涙なみだでした。コロナ禍であったればこそ、原田マハさんは再度執筆されたんだと・・。 ■映画 お父さんに映画館を連れていってもらった、子供の映画じゃなくて大人の映画を観 せてもらった。それが嬉しくて仕方がなかった。 それから歩は折々にゴウに連れられて映画館へ出かけていった。ロマンス、冒険、 サスペンス、ホラー、何でも観た。ちょっと際どいシーンがある映画でも、ゴウは平 気で娘を納得した。少女の歩は胸をドキドキさせたものだが、大人になってから、あ あいうのがよかったんだとつくづく思う。清濁あるのが人生で、ままならないのが人 間だ。…