4.0 コールセンター研修での過労から自死する高校生ソヒ(キム・シウン)と、その捜査にあたる刑事ユジン(ペ・ドゥナ)の2者視点で構成されている。実話からインスピレーションを得て書かれたそうだ。2022年カンヌで上映されて以来、各所で賞をとった。 社会未経験で意欲的な高校生がコールセンターなんかやったらどうなるか。ひどい労働環境に幻滅することがわかっているのに、期待と不安に胸を高鳴らせている少女の描写がつらい。キム・シウンがじょうずで余計につらい。 一日中座って電話の向こう側の横柄な客を相手にする。ののしられても低姿勢をとらねばならず成績を競争させられ無給で長時間労働したうえ上司にあたられ心が荒…