老化を促進する糖化ストレス 「糖化」は「酸化」とともに老化の要因の一つとされる現象で、体内の糖がタンパク質と結合することをさす。糖化により引き起こされる糖化ストレスとして、糖化最終産物(AGEs)の蓄積、タンパク質の劣化、炎症物質の生成がある。糖化ストレスは肌のシワやくすみなど外見の衰えや、動脈硬化や骨粗鬆症など内側の衰えをもたらす要因となる。筋肉においても例外ではなく、京都大学大学院の江川達郎氏は、これまでに、培養細胞を用いた試験によって、AGEsが骨格筋の形成と発達を妨げることを示している。また、先行研究では、ポリフェノールがAGEs形成の阻害、AGEs分解の促進、AGEs受容体(RAGE…