翻訳夜話2 サリンジャー戦記村上春樹、柴田元幸文藝春秋2003年7月20日 第1刷発行 2017年3月10日 第2刷発行 二人の対談、第二弾。『翻訳夜話』につづいて、読んでみた。 megureca.hatenablog.com 帯には、 “村上・柴田 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を語り尽くす。”と。 表紙裏の説明には、”サリンジャー『 キャッチャー・イン・ザ・ライ』の新訳を果たした村上春樹が、翻訳仲間の柴田元幸とともにその魅力、謎 、すべてを語り尽くす。 ホールデン少年が語りかける「君」とは一体誰なのか? 村上が小説の魔術(マジック)を明かせば、柴田はホールデン語で、アメリカ文学の流れの中…