英文タイトルの「CRYSTAL OF DEBRIS」を見ると「宇宙ゴミ」を発想してしまうのは直近のニュースでも多く取り上げられているからか(笑)。 作品自体は{写真}ではあるものの、技法はイマっぽくデジタル技術を使った加工が施されたもの。 「東京駅」やその周辺、「アサヒビール」のビル、「東京国際フォーラム」等の普段見慣れた光景もトリミングされ、多層に重ねられると、また違った趣に感じるのは面白い。 でも頭の片隅で、以前に似たような情景をどこかで見たなと引っ掛かり、ああそうだ『クリストファー・ノーラン』の〔インセプション〕だったと思い出す。 夢の中で、空と地平の境界が混沌とする情景は全ての画面が構…