Kyara/character
伊藤剛によるマンガ批評書「テヅカ・イズ・デッド」で提唱されている概念の内、代表的なものの一つ。
「キャラ/キャラクター」概念、などと鉤括弧付きの続き言葉として文脈に登場することが多い。
各語を一般語のそれと区別する目的でも、鈎括弧表記は多用される(「キャラ」「キャラクター」というように)。
概念としては発展の余地が広く、他ジャンルへの応用性も高いため、各分野から注目を集めている。
多くの場合、比較的に簡単な線画を基本とした図像で描かれ、固有名で名指されることによって(あるいは、それを期待させることによって)、「人格・のようなもの」としての存在感を感じさせるもの
また、「前(プロト)キャラクター」、という別の呼び方で説明されることもある。
「キャラ」の存在感を基盤として、「人格」を持った「身体」の表象として読むことができ、テクストの背後にその「人生」や「生活」を想像させるもの