キョンシー*1とは、この世に恨みや、怨念を残して死んだり、間違った方法で埋葬された遺体が成仏できず甦ったものである。
キョンシーの最大の特徴は、両腕を前に突き出し、両足を揃えてピョンピョンと跳ねて歩くスタイルだろう。これはキョンシーは死体である為、全身が死後硬直していて自由に関節を曲げ伸ばしできない。その為にこの様なスタイルになってしまうのである。そして両腕を前に突き出しているのは、バランスを保つ為だとも言われている。
またキョンシーは吸血鬼である為、人間の生き血を好物としている。その為長い爪と鋭い牙が生えており、それらを用いて人間を傷つけ殺し、生き血を啜るのである。
そしてキョンシーによって傷つけられた或いは殺された人間は毒素が全身に回り、キョンシーとなって人間の生き血を求める様になる。
*1:漢字では「僵屍」。「倒れた死体」・「硬直した死体」という意。