古代ヤギの骨からDNAを抽出するために骨粉を採取している様子環境学研究科地球史学講座の大西敬子さんが、このテーマで修士研究を行いました。 名古屋大学大学院・門脇誠二研究室が行った「家畜ヤギの西アジア起源説の検討ー古代DNAの系統解析」(参照)によると「家畜ヤギの由来は西アジアのパサンという野生ヤギにほぼ限られる」そうです。ヨーロッパも同じ系列ですから、農耕牧畜は西アジアから淡水黒海の湖岸を辿りコーカサスーDniesuter river流域へと伝播して、黒海大洪水(BC5,600年頃)後にポーランドからヨーロッパに拡がったのは確かなようです。現存するコーカサスの農耕牧畜遺跡からすれば、西アジアか…