昔からなぜか“惹かれる地域のアーティスト”というのがいる。 未だ理由は分からないのだけど、ポーランド、アイルランド、バルカン、モロッコ、フィリピン、台湾、スカンジナビア、そしてギリシャという国や地域にはなぜか魅かれるアーティスト、好きになるアーティストが多い。相対的に耳に入ってくるのは英米韓の曲が多いのにちょっと不思議だ。 「半島だから」「文化交流地点だから」というのは音楽のグラデーション的に言えばそうだとも思うけど、何だかそれだけではないような気もする。なぜか「世界の片隅に豊かな歌がある」というイメージが強い。 今回紹介するギリシャ出身のアーティスト、マリーナ・スパノウ( Μαρίνα Σπ…