この週末は大江健三郎と吉田秀和を再発見というか、大江に関しては新発見した。このことによって、一昨日と昨日の土日は、いつまで続く(続けられる)かは全くわからない今後の人生において大きな転換点になるかもしれないと思った。 まず大江健三郎については、彼が亡くなった今年、2023年中に1冊は読もうと思っていたが、7月下旬に小川町の三省堂書店仮店舗で買った『万延元年のフットボール』 (講談社文芸文庫1988, 単行本初出講談社1967)をようやく読了した。 bookclub.kodansha.co.jp 最初は第1章をほとんど読み進めることができず、そののちにようやくエンジンがかかってきたかと思いきや、…