ベートーヴェン(Beethoven)全集、CD100枚組を購入した。 私の聴く音楽のジャンルはジャズとクラシックのみ、さらにそれらの中でも範囲はごく限られており、ジャズはほとんどが1950年代後半の、いわゆるモダンジャズ黄金期のもので、クラシックの方は、基本的にモーツァルト、そこに折に触れてバッハが加わるといった感じである。 広い範囲を渉猟するより、己の嗜好に合ったところを深く掘り下げる性格から、自然このような形になったのだ。 これらの内、ジャズとモーツァルトはほとんど日を空けることなく頻繁にかける一方、バッハについての「折に触れて」というのは、かなり長い間隔をおいてのことで、場合によっては数…