努力が報われたことがなく自己肯定感が低い少女が友情パワーで主体的意志を発露する話。 平安名すみれは器用貧乏が故に幼少期から脇役人生を歩んできたため「主役」を渇望していた。 しかしそれはシンデレラコンプレックスであり主体的意志に欠け待ち望むだけだったのだ。 その理由は拗らせた自尊感情と成功体験の無さに起因するものだったが百合友情により打破される。 捻じ曲がったすみれの心をほぐすのは誰よりもすみれを劣等視し侮ってきたクゥクゥであった! 「練習を見て、その歌声を聞いて〔……〕それだけの力が貴女にはあると思ったからです!」 クゥすみ尊い回。臆病な自尊心と尊大な羞恥心を百合友情パワーがときほぐす! 高い…