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クラウゼヴィッツ

(読書)
くらうぜびっつ

カール・フィーリプ・ゴットリープ・フォン・クラウゼヴィッツ(Carl Phillip
Gottlieb von Clausewitz(1780年6月1日-1831年11月16日)
プロイセンの軍人。『戦争論』の著者。

経歴

  • フランス革命への干渉戦に少年兵として参加.
  • ベルリンの士官学校に進みプロイセンの軍制改革を推進
  • 1806年:ワイマールでナポレオン軍との衝突にプロイセン軍が敗退した際、陣中で捕虜となる.
  • 解放されベルリンに戻った後,ナポレオン支配下のプロイセン軍を再建.
  • ナポレオンのロシア遠征にあたっては参戦を拒否.ロシア軍に移りナポレオン軍を退散させた.
  • その後プロイセン軍に復帰.
  • 1815年:ワーテルローの戦いで、イギリス軍と協力してナポレオン軍を撃破
  • その後,参謀長に就任また戦争研究,、執筆活動も続ける.軍事教育者としても有名になる.
  • 「戦争論」の執筆途中、51歳で死去.「戦争論」は死後、妻マリーによって整理され、未完のまま出版.

「戦争とは他の手段をもってする政治の延長にほかならない」という言葉が有名。
ヘーゲル哲学の影響を受け、「現代における戦争」に勝利する法則を編み出そうとした。

なお、『戦争論』は森鷗外が「大戦学理」というタイトルで日本に初めて紹介した。


語録

  • 戦争は相手に我が意志を強要するために行う力の行使である。(War is an act of force to compel our enemy to do our will.):第1編第1章2
  • 戦争とは他の手段をもってする政策の継続である。(War is the continuation of policy by other means.):第1編第1章24
  • 戦争の三位一体 (a paradoxical trinity):第1編第1章27
  • 戦術とは、戦闘における戦闘力の使用に関する規範であり、戦略とは、戦争目的を達成するための戦闘の使用に関する規範である。(Tactics teaches the use of armed forces in the engagement; strategy, the use of engagements for the object of the war.):第2編第1章
  • 防御という戦争方式それ自体としては、攻撃よりも強力であると言わざるを得ない。(The defensive form of warfare is intrinsically stronger than the offensive.):第6編第1章
  • 目的とは、戦争によって達成しようとする戦争目的、すなわち政治的目的(political purpose)のことであり、目標とは、戦争において達成しようとする戦争目標 、すなわち軍事(作戦)目標 (operational objective)のことである。:第8編第2章
  • 2種類の戦争:敵の撃滅を目的とする戦争(絶対戦争)と単に敵国土の一部を侵略しようとする戦争(現実戦争),,(Two kinds of War: either the objective is to overthrow the enemy... or merely to occupy some of his frontier-districts..):第8編第2章 
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