モーツアルト演奏については、上手だとか、良い音であるとか、独自の解釈で演奏したという次元ではなく、最もモーツアルトらしい優美さを如何に再現したかでピアニストを評価するようにしている。 モーツアルトはそれくらい奥の深さがある。 中年になってからピアノを練習する人からモーツアルトの難しさを幾度となく聞かされたこともある。名演奏家になればなるほど、モーツアルトの全曲録音を避ける傾向があるような気がする。アルゲリッチやホロヴィッツがそうだ。 クララ・ハスキルは、虚弱体質だったことなど生活環境的に恵まれない中、晩年になってやっと世に認められたピアニストとして知られている。 Wikipedeiaにそれなり…