会期は~8月6日(土)なので本日が最終日。 そしてポスターにもあしらわれているこの一枚を見る度に、心が苦しくなる。 被写体は写真家の妻となる女性『クリスティーネ・ゲスラー(Christine Gössler)』。弾むような笑顔が印象的。 「第一章 1978.2-1981.11」と書かれている如く、出会ってから結婚し、子供を身ごもるまでの写真がほぼ経年で並んでいる。 なので本展については、入って直ぐの左手から観始め、時計回りに歩を進めるのが吉。 二人の悲しい結末を知っているせいか、写っている彼女の顔には次第に影のようなものがさして来る気がしてならない。 それさえ無ければ、日常のありふれたスナップ…