クリストファー・ハンプトン監督作、Progressiveな映画。ブルームズベリー・グループの作家、リットン・ストレッチーとその恋人(かう呼んで差し支へないと信ずる)、エマ・トンプソン演ずるドーラ・キャリントン、並びに周辺人物との関係を描く。どうしたら彼、彼女らのやうに、熾烈に肉を覓め、互ひに執着できるのだらう。三島由紀夫の『仮面の告白』後半を読む時と同じい虚しさを覚えた。 ledilettante.hatenablog.com ブルームズベリー・クラブ。大学で歴史を学んでゐた私は、このグループの存在をまつたく意外な所から、即ち英国の外交官、サー・ハロルド・ニコルソンを通して知つたのだつた。因み…