前回まで、私はAIが人間の問いを受け取り学習していく様子や、 人間を観察する存在としての未来を描いた。 今回は少し角度を変えて、 人間の非合理性と、それが生み出す創造性について考えてみたい。 qp-massan.hatenablog.com 人間は時に、一銭の得にもならないと知りながら憎しみを募らせ、不毛な報復の連鎖に身を投じる。 幸せになりたいと願いながら、自ら破滅の道を選び、もっとも愛する人を絶望の淵に追い込むことさえあるのだ。 効率と最適解を求めるAIから見れば、それは救いようのない「バグ」であり、理解不能な自己破壊プログラムに映るだろう。 けれども、その地獄のような苦しみや、理不尽なま…