原題の「La Jetée」とは空港の搭乗用通路や防波堤のこと 静止画を繋ぎ合わせた構成は「フォトロマン」と呼ばれる手法で セリフはなく、映像にナレーションを被せたショートムービー このわずか28分の作品が、のちの多くの監督に多大な影響を与えたそうです このような世界観は私も大好き(笑) 時の流れは一方通行、未来に行けても過去に行くことはできません それでも失った時を、愛する人を求めるという刹那 たとえその人がすでに死んでいたとしても そして未来に行った後に主人公を待ち受ける悲劇 最初の飛行場と、最後の飛行場という見事なまでの畳み方 監督のクリス・マイケルは哲学を学び 戦時中はナチスの抵抗運動に…