2013年11月22日再録・「『ハムレット』に描かれたガルトルート」 2016-12-15 10:43:50 テーマ: 文学と思想 シェイクスピアに関す記述の中でも 繰り返し読んでいただいています。 四大悲劇の中でも『ハムレット』は さりながら格段に勝れて複雑な悲劇である。 『ハムレット』はズバリ、 一国の王として適性や凡そ品性と云うものを欠いた 父子二代に渡る、優柔にして不決断な王たちの物語と そのぞれに王の無能と云う事態に対峙して、 妻として、あるいは母として、 そして国政と王室を象徴するするものとしての、 王妃としての苦悩、 かかる立場の、理解を拒絶する王妃の 孤高にして、”擬制”と”剽…