今年も東京の赤マント流言の時期(!)になって来た。森満喜子の著書及び経歴の調査もまだ継続するつもりだけれども、ここで季節の話題(?)に触れて置かねばなるまい。 さて、まだ私の手許には100件を超える未紹介の資料がある。尤も、85年前の騒ぎを、その直後に、詳細に記録したようなものは殆どない。多くはずっと後年の回想か、流言として広まった後に学校のトイレなどに余喘を保っていた残党(!)などの記憶である。さらにその記憶に松谷みよ子『現代民話考』を加味して小説に使ったものなども、一定の影響力を認めざるを得ないから、一応押さえて置かないといけない。 しかし、存在を知っただけできちんとメモを取っていないもの…