かつてPIMCOを率いて債券王の称号をほしいままにしたビル・グロースは昨年9月、『米国債はごみ』だと指摘しました。『米連邦準備理事会(FRB)の資産購入の減額(テーパリング)が2022年半ばにかけて進み、10年債利回りは今後1年で2%以上に上昇(価格は下落)する』と予言しました。そしてその予言は半年もたたないうちに成就してしまいました(5月12日現在、2.9%台)。 また、グロースから債券王の称号を継承した米投資会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラックCEOは昨年12月上旬、FRBが資産購入のテーパリングと利上げに向かえば、パンデミックの下で膨張した債務の借入コストの上昇が成長の…