ある日、山崎豊子先生の「白い巨塔」を読んでいました。電車の中で。 やっぱり男の人って出世欲があるものなのかしらん。 「ねえ、パパは?」 向かい側には2歳くらいの男の子を連れたお母さんとそのまたお母さん。 「パパはお家でお勉強。月曜日に試験があるんだって」 と30代と見られる男の子のお母さんが答えます。 何の試験か分かりませんが、もしかして社内の昇進試験テキなやつ? 白い巨塔みたいじゃん、雑念が入ってきました。 そして、男の子、お母さん、そのまたおかあさん、すなわちおばあちゃんが先ほどからずっとおしゃべりをしているのですが、その声のボリュームが大きくて、まるで自宅のリビングそのまんまのリラックス…