(注意)こちらは、2023年6月発行の、院内広報キトキト第63号の記事の一部です。 こんにちは。6月になりました。 第59号で「バーニングマウス症候群(口腔内灼熱症候群)」を取り上げました。 バーニングマウス症候群は原因が不明のため、現在、明確な治療法はないとされ、緩和療法が中心とされます。 その中で、海外ではこの症状の緩和に対し、「クロナゼパム」という、抗てんかん薬の性質を備える、ベンゾジアゼピン系薬の効能が評価されているようです。 ある研究では、局所投与、全身投与、短期・長期投与のいずれにおいても、陽性の治療効果が確認されたとのことです。 日本で発売されている「クロナゼパム」の添付文書によ…