誰もが心のなかに何らかの歌を持っているのではないか。この季節、そして四年に一度、私の脳裏にはあの曲が浮かぶ。なんといったら良いのだろう、透明すぎて寂しい。しかし切れるほどに美しい。 そんなメロディーは文章には落とせない。音符に落とすものだけれど、自分にはそんな能力はない。能う限りの修辞を用いてなんとか近づけようと思う。無理なので歌詞を並べてみよう。それはフランス語なので持っているDVDの和訳テロップを借りよう。かいつまんで。 ♪祭りは常に終わるもの。お祭りの夜は消えてあの情熱もやがて消えていく。まるでそれはあのパリ祭のあとのように。 ♪こうしてフランスではあの13日の熱狂は終わり、人々が待って…