ジェネリックなのは、 ヒロインだけじゃなかった説。 眉月じゅん『九龍ジェネリックロマンス3-4』(集英社 2020-2021年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 過去の自分を思い出せない。 ノスタルジー溢れるディストピア、九龍城塞で徐々に自分の謎に気づき始め、動揺する鯨井にはじまりの日である。と告げる楊明。 秘やかに紡がれていく友情とくどうへの恋愛感情・・・。 美容外科界の風雲児、蛇沼も登場しついに物語は動き出すーーー。 哀愁もまた愛おしく理想的なラヴロマンスを貴方にーーー。 3巻裏表紙より グエン「まるで仲間との大切な思い出を 何処の誰ともわからない部外者に土足で踏み荒らされてる気分だ。」…