音や光などの感覚過敏の人々が社会的に排除されるのを少しでも減らそうと、「クワイエット・アワー」の試みが家電量販店で始まったというニュースに接しました。www3.nhk.or.jpクワイエット・アワーは海外ではすでに行われているところがあるそうですが、こうした試みが日本でも始まったことにある種の感慨を覚えます。なぜなら音や光のみならず、サインシステムや広告や標語やスローガンなどなどの過剰っぷりにおいて、日本の右に出るものはいないのではないかと思うからです。哲学者・中島義道氏の名著『うるさい日本の私』を持ち出すまでもなく、この国の公共空間における騒々しさは、感覚過敏ではない(おそらく)私のようなも…