ルー・ドナルドソンのキャリアを振り返ると、1960年頃を分岐点としてそれ以前がパーカー派アルトとして活躍したハードバップ時代、それ以後がオルガン奏者と組んだソウルジャズ時代にざっくりと二分されます。ジャズ評論家からは基本的にハードバップ時代の方が評価は高く、ソウルジャズ時代は軽視される傾向にあるのですが、個人的には「ヒア・ティス」「ザ・ナチュラル・ソウル」そして今日ご紹介する「グッド・グレイシャス」と言った60年代前半のソウルジャズ作品は愛聴しています。それより時代が下った60年代後半の「アリゲイター・ブーガルー」「ミッドナイト・クリーパー」「ホット・ドッグ」あたりまで行くとR&B要素が強くな…