セイコーが製造・販売する高級腕時計。グランドセイコーは最高の実用時計を謳っており、宝飾時計のクレドール、アバンギャルドなガランテと並び、同社の看板商品となっている。
特徴としては一貫して高精度であることが挙げられる。1960年の初代発売以来、機械式腕時計として高精度の証明となるクロノメーター級および同程度以上の検定規格であるグランドセイコー級の精度を満たしたものだけが販売され続け、ハイビート、カレンダー搭載、薄型などの高機能・高品質な後継機種が世に生み出されていった。途中、機械式時計の製造を中止した際に歴史が途絶えたが、1988年にクオーツ式のグランドセイコーが開発され、以降、1998年の機械式、2004年のスプリングドライブと新たなムーブメントによる製造が行なわれるようになった。