ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグ(1843~1907)の代表作といえばもっぱらピアノ協奏曲と劇音楽「ペール・ギュント」ばかりが演奏会で取り上げられ、録音の数も多いですが、室内楽作品にも秀作を残しています。 彼が完成させた唯一(他にもう一曲未完のものがあるらしいです)の弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27は北欧の空気を感じる(行った事はないですが)作品です。以前きいた弦楽四重奏の演奏会のメインプログラムになっており、好きな室内楽作品とひとつになりました。 これがベートーヴェンやバルトークなどの弦楽四重奏曲に匹敵する作品とは言いませんが、同じ国民楽派といわれるスメタナやドヴォルザーク、ボロディ…