(別名)悲嘆ケア
子どもだけでなく、配偶者、親、友人など大切な人を亡くし、大きな悲嘆(グリーフ)に襲われている人に対するサポートのこと。
死別で起きる悲嘆の反応には怒り、事実の否認、後悔や自責の念などがあり、時には不眠や食欲不振といった体の不調に出ることもある。 グリーフケアでは、対象者が事実を受け入れ、環境の変化に適応するプロセスを支援する。医療従事者や心理士などの専門家のほか、自助グループも担い手になる。 1960年代に米国で始まったとされ、英国やドイツなどでも広く浸透している。
一条真也です。『ヒクソン・グレイシー自伝』ヒクソン・グレイシー著、ピーター・マグワイア構成、棚橋志行訳(亜紀書房)を読みました。原題は『BREATH~A LIFE IN FLOW』。折しも、現在は格闘技ブーム再燃中ですね。 著者のヒクソン・グレイシーは、1958年、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。日本の柔道(柔術)を独自の「グレイシー柔術」に昇華させた父エリオの三男として幼少より薫陶を受けました。6歳で柔術の大会に出場し、若くして黒帯に。道場で指導を行う傍ら柔術やバーリトゥードなどの大会で活躍し、一線を退くまで400戦無敗と謳われました。94年、95年にバーリトゥードジャパン・オープン連覇。…
今日、北陸で大きな地震がありました。 東日本大震災の被災者として、地震にはやはり敏感です。 恐れが蘇るとか、何かしなくてはとか、そういう具体的なものではないのですが、どうしても、被災直後のことが思い出され、あういう体験は誰にもしてほしくないと思うのです。 事実、私の人間に対する見方は、震災後に変わりました。 そのことについては、いつか整理ができたら書きたいと思います。 さて、今回はその東日本大震災にかかわる本を読みました。 「『風の電話』とグリーフケア」という本です。 これは、ある種のモニュメントとそれに関わるいくつかの論考からなる本です。 事実を基にしているのですが、ルポルタージュというわけ…
※この記事は、人の死に関わる、ショッキングな表現が含まれています。 これは、私が自分の抱えている一番キツいことを吐き出すために書く。いつか自分に何かあった時のために残したい。そしてまだもう少し踏ん張らなきゃいけないのなら、これを一人で抱えて生きていくことができない。誰かにわけることはできないけど、少し知ってもらえたらと思った。 私は自死遺族です。今から私が第一発見者として苦しんでいる記憶の一部を書きます。 同じような経験をされた方、気持ちが不安定な方、今あまり調子が良くないなと感じる方は見ないでください。心に余裕がない方は見ないことをおすすめします。 見るか見ないかは自己判断でお願いします。 …
一条真也です。17日に公開される「PLAN75」という究極の終活映画について調べていたら、「ようやく妻が死んでくれた」という衝撃的なタイトルのYouTube動画を見つけました。370万回以上も再生されており、「よくある炎上系かな」と思いながら何気なく観たところ、タイトルとはまったく逆のメッセージで感動しました。 この動画を投稿したのは、「妻が死に年金一人暮らしの65歳 byぺこりーの」さんという方です。「年金」と「一人暮らし」という2つのテーマで「年金一人暮らし」という動画を作成されちます。動画の概要欄には、「1つは老後の年金やお金を悩みについて、実際の年金受給者という立場から役立つ情報をお伝…
6月の半ばになりました。みなさんお元気ですか?(^^) 最近でもないんですが、私のブログをずっと前から読んでいて、グリーフケアにお申込みしました!って方がいらっしゃいます。 リウマチブログは私のアウトプットの場のつもりだったんですが、多くの人のお役に立てて何よりです。書き続けて良かったと思います。 繰り返し書いていますが、私は大切な家族を薬害で亡くしました。 初めは「眠れない」っていう小さな訴えで何気なく処方された少しの薬。それが効かなくなりどんどん増えていく薬。数年も起てば、片手いっぱいの薬を飲むようになります。 これは私の家族が特別な事ではなく、こういう事が日本中あちこちで起きています。 …
一条真也です。東京に来ています。14日の午後、日比谷のペニンシュラ東京で映画関係者とランチ・ミーティングした後、一緒にシネスイッチ銀座でイギリス映画「君を想い、バスに乗る」を観ました。妻を亡くした男のグリーフケア映画で、非常に感動できる名作でした。 ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。「妻を亡くした90歳の男性が、路線バスのフリーパスを利用してイギリス縦断の旅に出るロードムービー。道中さまざまな出会いやトラブルを経験しながら、妻との思い出の地を目指す主人公の姿が描かれる。メガホンを取ったのは『ウイスキーと2人の花嫁』などのギリーズ・マッキノン。主人公を『ターナー、光に愛を求めて』など…
2022.5.18…もう1ヶ月くらい前のことになるが、初めてこの集まりに参加した。 自死遺族のつどい – 大阪自殺防止センター :: Befrienders worldwide 私が参加したのは、「水曜日のつどい」 HPより 今までもこの集いがあるのは知っていたが、自分の体調・気分・予定などが合わず参加できなかった。以前から何度もHPで確認していたが、本当にその日その場所で開催されるのか、情報がなく、前日までわからなかった。Twitterで「行きたいがほんまにあるか不安。」と書いたら、公式アカウントが「5月18日 開催します」とツイートしてくれたので意を決して行ってみた。行く途中の電車の中で、…
昨日は、ここ数年、もはや年に一度の恒例行事になりつつある、ブレスリメイクを森のユカフェでしてもらいました^^。 あきえさん リメイクをしてくださるのは、あきえさん。今月末に開催されるDELIGHTの主催者でもあり、初心者さん向けの星読み講座やCHVと言って、クリスタルボウルを演奏しながら感じる色彩やイメージから、その人が近い将来に紡ぐであろう物語のビジョンを、まるで映画の予告編みたいに美しく、ときに面白おかしく伝えてくれる才能を持った人です。 わたしは職業柄カメラが干渉するため、ブレスレットを身に着けられない状況も多いのですが、あきえさんがブレスレットを組んでいく様子がとにかくアート過ぎて(驚…
一条真也です。ヤフーニュースに、サンレー北陸の大額紫雲閣およびグリーフケアに関する記事が掲載されました。もとはMRO北陸放送が配信した記事ですが、事前に知らされていなかったので驚きました。 ヤフーニュースより 記事は、「葬儀場にも変化もたらす?遺族の支え グリーフケアとは」のタイトルで、「『グリーフケア』という言葉を知っていますか。Grief(グリーフ)は“死別などによる深い悲しみや悲痛”です。Grief Care(グリーフケア)は『悲しみに寄り添う』という意味の言葉で、遺族ケア・悲嘆ケアとも呼ばれています。そして遺族に寄り添い悲しみを和らげる資格を持つ人は『グリーフケア士』と呼ばれ、全国に4…
やさしい空気に包まれて 涙を流しながら語り合い、最後は全員、笑顔で締めくくることができた。 家族らとの死別を癒やすグリーフケアについて考えるワークショップ「大切な人を亡くした後、あなたはどう生きますか」。会場を提供してくれた六本松蔦屋書店には、死別体験者やグリーフに関心を持つ人ら約30人が集まった。 涙をポロポロとこぼしながら、8年前に亡くした母親との思い出を語る女性。妻をがんで亡くし、男手ひとつで2人の娘を育てている会社員。3年前に父親を亡くしたという大学生は「父といい関係ではなく、残そうとしてくれたことを受け取れなかった。こちら側に引き継ぐ姿勢や熱意がないと何も受け取れないと気づいた」と打…
🌟6月は全枠ご予約済。7月も残り1枠となりました。8月に関しましては現在調整中につき今暫くお待ちください。 😷セッションルームではマスクの着用をお願い致します。 【7月】 30(土)午前・-- 🌟 ご予約・ご質問等お気軽にご連絡ください(火水定休)https://www.mediumterri.com/bookings 🌟瞑想会:毎週土曜 9AM 🌟ヒーリングサービス:毎週木曜 8PM 🌟定期配信中 3人のミディアム - YouTube 🌟NEW! 3人のミディアム グリーフケア チャンネル - YouTube www.mediumterri.com
天使のゆびきりアーティスト:福田舞,有賀啓雄,光宗信吉,榎本温子,山本麻里安,鈴木千尋,渡邉由紀,福田舞/榎本温子,鈴木千尋,藤井フミヤ,井上陽水,阿久悠キングレコードAmazon6月19日の視聴・『ワルイコあつまれ(2022.6.18)』 →前半あまり見どころを感じず。 →「好きの取調室」!これいいんだよなー!今回は、明海大学教授、渡部茂。“だ液”の研究者。こんなに役割あるのか。たしかに、虫歯も予防するし(口の中をアルカリ性に!)、再石灰化も促すし。 →ほう。“5歳児が1日に作り出すだ液量”を調べ、イグノーベル賞(化学)を。定説では1.0〜1.5Lだったが、実験で5歳児が500mL、大人が5…
大切な人を亡くした深い悲しみ。それを癒すことをグリーフケアといいます。「グリーフ」は「悲嘆」を意味する言葉です。 昔はこの仕事を僧侶が担ってきたのですが、特に都会では菩提寺を持たない人も増えてきて、葬儀後、僧侶がグリーフケアをすることは減っています。 そのような状況の中で、一般社団法人・日本グリーフケア協会が設立され、グリーフケアアドバイザーという資格が生まれました。 日本グリーフケア協会のHPによると、グリーフケアアドバイザーの認定講座では、日本人の死別悲嘆の反応と悲しみを癒すアプローチ法について学び、身につけることを重点的に学習するとのことです。 時代がこのようなアドバイザーを求めているの…
一条真也です。77冊目の「一条真也による一条本」紹介は、『墓じまい・墓じたくの作法』(青春新書インテリジェンス)です。2015年9月2日の刊行でした。 『墓じまい・墓じたくの作法』(青春出版社) 表紙の円の中の写真は木の葉と水です。樹木葬や海洋葬とも関わっているのですが、あまり重たくない雰囲気のものを選びました。落ち着いたトーンで版元の編集部でも評判だったそうです。 本書の帯 帯には「どうする? 実家のお墓 どうしよう? 自分のお墓」「受け継がれてきた『心のよりどころ』を守り続けるヒント」と書かれています。 また帯の裏には、以下のように書かれています。「◎お墓が遠くて通えない」「◎家族に負担を…
月間仏事で対談記事を掲載いただきました。 https://shop.kamakura-net.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000000864 月間仏事は供養業界のビジネス誌。勝浦市妙海寺住職の佐々木教道さんよりご縁をいただきました。 在宅医療者、グリーフケア、家庭医と色々な話に。お話しながら、最期が近づきつつある患者さんから人生で大切なことをたくさん教えていただいたことを思い出していました。 人は誰しも生きると同時に一歩ずつ死にも歩みをすすめ、最期には目に見えるものはほぼ全て失われていきます。しかし、その中で確実に残るものもあり、それが生きる上で大切な…
一条真也です。大ヒット中の映画「トップガン マーヴェリック」をシネプレックス小倉で観ました。いろんな人から「最高に感動した」という声を聞いていましたが、前作を観ていないので、スルーしていました。しかし、「映画を愛する美女」こと映画ブロガーのアキさんから「前作観ていなくても楽しめます」「絶対、一条さん好きですよ!」とのLINEが届いたので鑑賞を決意しました。観た感想は、「これは映画史に残る大傑作だ!」です。 ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。「トム・クルーズをスターダムにのし上げた出世作『トップガン』の続編。アメリカ軍のエースパイロットの主人公マーヴェリックを再びトムが演じる。『セッ…
日本の最近の調査結果より 厚生労働省 令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業:「子どもを亡くした家族へのグリーフケアに関する調査研究」産科医療機関スタッフのための流産・死産・人工妊娠中絶を経験した女性等への支援の手引き中絶に関連した部分だけコピペして貼り付けてみました。 3.2. 人工妊娠中絶 人工妊娠中絶は、「話すことのできない悲嘆」といわれます(J・W・ウォーデン:悲嘆カウンセリング)。中絶の経験は本人にとっては公に話しにくい事柄であり、周囲もそれを慮り、そっとしておこうとしたり、何事もなかったかのような態度を取ったりしがちです。 人工妊娠中絶は、理由の如何にかかわらず、限られた時間…
一条真也です。17日から公開された日本映画「PLAN75」をシネプレックス小倉で観ました。超高齢化社会である日本の近未来を描いた作品ですが、とにかく暗く、悲しい物語でした。観る人によっては恐怖も感じたかもしれません。現在の日本はこの映画の一歩手前にあるようにも思えました。尻切れトンボ感があって完成度は低いとも思いましたが、高齢会員を多く抱える冠婚葬祭互助会の関係者は必見! ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。「オムニバス『十年 Ten Years Japan』の一編『PLAN75』を、監督の早川千絵が新たに構成したヒューマンドラマ。75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障・支援する…
一条真也です。『世界のビジネスエリートが知っている教養としての茶道』竹田理絵著(自由国民社)を読みました。茶道500年の歴史を習得するための本です。著者は、株式会社 茶禅の代表取締役。一般社団法人 国際伝統文化協会理事長。日本伝統文化マナー講師 茶道裏千家教授。和の教養や精神を身につけて、世界で活躍したいビジネスパーソンに対して、日本の伝統文化や茶道、和の作法で支援するグローバル茶道家。神楽坂生まれの3代目江戸っ子。青山大学文学部卒業後、日本IBMに入社。退社後、日本の伝統文化の素晴らしさを伝えたいと株式会社茶禅を創設。 銀座と浅草に敷居は低いが本格的な茶道を体験できる茶室を開設。茶道歴40年…
入江杏さんという、世田谷事件のご遺族の書かれた「悲しみを生きる力に」という本を読みました。 いまだに未解決の残酷な事件。Wikiで詳細を見ましたが、全然無関係のわたしでも途中で心が痛くなり、途中で読めなくなってしまいました。 入江さんはグリーフケアをされている方ということで、この本を手に取りました。こちらは自死遺族、あちらは事件に巻き込まれたご遺族ということで少し違うかなと思ったのですが、読んでいくうちに「そうそう、そうなんだよ」と共感できることがたくさんありました。 例えば、自死遺族の感じる「恥」。事件に巻き込まれたご遺族とくに被害者となった奥さんのお母さまもまた、「こんな事件に巻き込まれる…