1877年、アルメニアに生まれる。若くして「真理の探究者のグループ」に加わり、ユーラシア大陸からエジプトに至るまで巡歴。古代から伝わるさまざまな「隠された知恵」を習得したとされる。1913年頃、モスクワに現れ、「ワーク」を主体とした活動を始める。1922年、パリに移り、1949年に死去するまで、ここを活動の拠点とする。「ワーク」は講義、ヨーガ的な行、舞踏、音楽から生活一般までに及び、人間をその機械的隷属状態から解放することが目的とされた。主な著作に「ベルゼバブの孫への話」、「注目すべき人々との出会い」等がある。人間をその機械的隷属状態から解放する為に機械的な運動を仮すというパラドックスが面白い。