レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「恐怖の岬」(1962)です。 映画は、1991年にマーティン・スコセッシ監督によりリブートされたオリジナルがこの作品です。グレゴリー・ペックとロバート・ミッチャムが共演したこのノワールスリラーですが、ショッカーとかサイコパス映画と呼んだ方が正確かもしれません。素晴らしい出来栄えです。不敵な笑いを浮かべるミッチャムが怖いし、サスペンスというか不安醸成の盛り上げ方が上手い。 リブート作品との大きな違いは、マックス(ロバート・ミッチャム)が死なないことです。ケープ・フィアー川のハウスボートを巡る死闘で、サム(グレゴリー…