去年の暮れに「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」を観に行きました。昨年末は音楽ドキュメンタリー三昧でしたね~。 この映画は言わずと知れたカナダの天才ピアニスト、グレン・グールドについて、親しかった人や研究家などのインタビュー、そしてもちろん本人の演奏やインタビューを交え、構成されたトキュメンタリーです。全体的にはざっくり二部構成という感じで、前半は音楽家としてのグレン・グールド、そして後半は彼の、主に恋愛にスポットを当てた言わば「人間」グレン・グールドを追う形になっています。 前半部で印象的だったのは、フィンガー・タッピングという練習方法。片方の手を鍵盤に乗せ、もう片方の手の指で鍵盤…