Glorantha。米国のデザイナー、グレッグ・スタフォード氏が創造した幻想世界。 TRPG「ルーンクエスト」「ヒーローウォーズ」「HeroQuest」の背景世界となっている。 神話のハイエピックと、文化人類学的な相対視点と、血と青銅の泥臭い生活感が渾然一体となった魅力的な世界である。 なお、電源ゲームの「グローランサー」とは全く関係がない。
セッション実施日:2021/10/16※コロナによる緊急事態宣言のため8月と9月のセッションをスキップ ▼プレイヤーキャラクターセイレイ:ダーカ・ファールを信仰する祈祷師見習い。エンヒル氏族の祖霊を祭る祈祷師に仕えるシャーマン候補。そろそろシャーマンとなるヒーロークエストを受けようと考えている様子。ユーレイ:オーランスを信仰するゴッド・トーカー。嵐の季の大聖祝日での司祭就任を控え、ゴッド・トーカーの仮免許司祭として活動中。 ▼NPCケサギ:フマクトの戦士。加護として「アーマー超えたダメージ2倍」を得た殺人マシーン。その代わりに「腹部に防具着けない」「右足に金属鎧着けない」「死の週には肉を食わな…
ライトブリンガーズとは オーランスを筆頭とする七柱の神々。グローランサ世界がバラバラに砕け、混沌に侵されて破滅しそうになった神話末期に、太陽神イェルムの黄泉帰りを成し遂げることで、世界を修復したとされています。嵐神オーランス、知識神ランカー・マイ、交易神イサリーズ、治癒と慈愛の女神チャラーナ・アローイ、トリックスターのユールマル、肉体を持つ男、ギーナ・ジャー、この七柱の神々のことを「光持ち帰りし者たち」、すなわちライトブリンガーズと呼びます。 ▼知識神ランカー・マイ ランカー・マイは知識の王です。 彼はライトブリンガーズの一人であり、その叙事詩的な探求の間に、彼は古い知識を継承し、発見し、戦い…
ルーンクエストにおけるカルトとは 冒険の舞台となるドラゴンパスでは、様々な神々が信仰されています。人々は、多数の神を認めています。寺院を中心に特定の神格を信仰する宗教的な共同体を「カルト」と呼びます。グローランサのカルトは、犯罪行為をするような反社会的な集団を指すものではありません。冒険者は、生まれ、社会的地位、職業によって所属するカルトを選択します。カルトは生活に密着したものであり、様々な恩恵を入信したものにもたらします。もっとも一般的なのは、ルーン魔法の修得です。ルーンクエストでは、全ての人々が何らかの魔法を使うことができ、その源がカルトなのです。 ▼嵐神オーランス オーランスは、神々の王…
ルーンクエストにおける冒険者とは プレイヤーによって作成され制御されるゲーム内の架空の人物を冒険者と呼びます。 あなたの冒険者は社会の普通のメンバーになることを期待されていません(あなたが選択すれば、確かに普通の人物を作ることはできます)。代わりに、あなたの冒険者は英雄になりそうな人であり、英雄戦争で活躍する候補人物となります。 基本ルールブックでは、ドラゴン・パス地域(サーター、ルナー属領ターシュ、古ターシュ、プラックス、エスロリア、およびグレイズランド)を出身地とする人間の冒険者がサポートされています。 ▼サーター王国直近の歴史概要・変革者たる創始者サーターが1490年に東部ドラゴンパスの…
冒険者と同等のスペックを持つ優秀なNPCとして、あるいは冒険者が死んだときの急遽の代打として。▼農夫 雷鳴轟かすオーランス×農夫×サーター 冒険者オーランス×農夫×サーター イェルマリオ×農夫×サーター アーナールダ×農夫×サーター 七母神×農夫×サーター ▼狩人 オデイラ×狩人×サーター インキン×狩人×サーター 捨て子なる神×狩人×サーター イェルム(ユ=カルグザント)×狩人×グレイズランド ▼盗賊 冒険者オーランス×盗賊×サーター ユールマル×盗賊×サーター ▼重装歩兵バービスター・ゴア×サーターフマクト×サーター ▼書家 ランカー・マイ×書家×サーター ▼商人イサリーズ×商人×サーター…
キャラクターテンプレート:フマクト×重装歩兵×サーター 能力値:STR16/CON16/SIZ14/DEX13/INT13/POW12/CHA12 ルーン親和性:風80%、闇60%、地20%、死95%/豊穣05%、真実75%/幻影25% 情熱:忠誠(部族)60%、名誉80%、帰依(フマクト)70%、憎悪(ゾラーク・ゾラーン信徒)70%、憎悪(アンデッド)60% 精霊魔法/発動60%:筋力(2)、破裂(1)、治癒1、修復1、鋭刃4 ルーン魔法/フマクト5点:神剣(死1)、盾(死1+)、霊魂放逐(死3)、亡者滅還(死1+)、真実検知(真実1)制約:愛情のパッションを持たない、毒を使わない、一騎打ち…
キャラクターテンプレート:バービスター・ゴア×重装歩兵×サーター 能力値:STR16/CON17/SIZ13/DEX13/INT13/POW12/CHA12 ルーン親和性:地95%、闇40%、風30%、無秩序80%/調和20%、死85%/豊穣15% 情熱:忠誠(氏族)60%、忠誠(部族)60%、愛情(家族)60%、忠誠(仕える女祭)80%、憎悪(誓いを破りし者)70%、憎悪(強姦犯)60%、愛情(酒)60% 精霊魔法/発動60%:筋力(2)、活力(2)、治癒1、鋭刃2※ ルーン魔法/バービスター・ゴア5点:狂戦士(死2)、大地の盾(地3)、盾(地1+)、斬撃(死1+)、斧使い(死1) トータル…
とりあえずランダムにカルトを決める場面があるかと言われると、あんまりない気はします。 ただ、私は意外とランダムチャートあると使う方なので、自分用にアップしておこうw カルト名 タイプA カルト名 タイプB カイガー・リートール 01-05 カイガー・リートール 01-03 カーグ 04-05 アーガン・アーガ 06 アーガン・アーガ 06 ゾラーク・ゾラーン 07 ゾラーク・ゾラーン 07 ゼンサ 08 ゼンサ 08 ゴラキーキ 09 ゴラキーキ 09 ゾング 10 ゾング 10 エンギジ 11-12 エンギジ 11-12 アーナールダ 13-22 アーナールダ 13-19 暖炉マホーメイ 2…
ゲームマスターしていると、ちょっと出したくなるランダム遭遇。ドラゴンパスでの遭遇表、過去にサプリメントで出ているものもありますが、RQGではルナー帝国の駐在軍が撤退している設定なので、少し修正して使ってみることにしました。 野外遭遇表(ドラゴンパス) ▼遭遇場所王の道:比較的治安のよい大街道。ただし、ドラゴンライズ事件以降はルナー帝国の街道哨戒は無くなり、サーター王不在により大街道でも治安が悪化していることを想定しています。丘:部族や氏族のテリトリーとしてサーター人の集落が点在する丘陵地帯を想定。谷/里:部族や氏族のテリトリーとしてサーター人の主要な柵砦がある比較的なだらかな谷間や平地を想定。…
キャラクターテンプレート:ランカー・マイ×哲学者×サーター 能力値:STR10/CON13/SIZ12/DEX13/INT17/POW15/CHA15 ルーン親和性:火80%、月50%、風30%、真実95%/幻影05%、人75%/獣25% 情熱:忠誠(氏族)60%、忠誠(部族)60%、愛情(家族)60%、忠誠(寺院)80%、帰依(ランカー・マイ)60%、恐怖(ドラゴン)60%、憎悪(ルナー帝国)60%、愛情(魔道の探求)70% 修得魔道ルーン:真実、火修得魔道技巧:命令、召喚魔道呪文(フリーINT14):Logician(真実+召喚)、Solace of the Logical Mind(真実…
とある会話をきっかけにまとめる必要が出てきた為、まとめる。*1 クトゥルフ神話TRPG(Call of Cthulhu The Sixth Edition) クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)作者:サンディ ピーターセン,リン ウィリスKADOKAWAAmazon原語では2004年、日本語版は2006年に刊行された。近頃は最新版のCoC7版(後述)と分けるためにCoC6と書いたりもする。 2011年からニコニコ動画を中心とした「CoC6現代日本リプレイ動画ブーム」が発生し、見る専を含めてTRPGジャンルの認知度が急上昇。「TRPGの華形といえば冒険ファンタジー(…
これはグローランサの「第四期」を打ち砕くことを意図しているわけではありませんが、私たちの『グローランサ年代記』の資料について少し見てみましょう。私はこの本を編集し、改訂版ではグレッグと一緒に仕事をしているので、解読の輪を持っています(そして改訂版では、私たちの解釈を導き出すのに十分な情報があることを確認しようとしました)。 この『サーターの王』(グローランサ年代記)の匿名の作者は、英雄戦争から600年から1000年後のどこかで執筆しています。彼は、英雄戦争から1〜3世紀後に始まる長い「無文字時代」の後に書かれた多くの文献をもとに執筆しています。この暗黒時代は300年ほど続いたと筆者は考えていま…
英雄戦争の主要キャラクターであるアーグラス、ハレック、羽馬の女王、ジャ・イール、赤の皇帝のダンスは、この時代の舞台を動かすエンジンとなっています。あなたのキャラクターもこのダンスに参加できる、それが1625年を舞台にする大きなメリットのひとつです。RQGの冒険者は、1625年から1628年にかけて、どの出身者であっても、これらの登場人物全員と直接交流することが十分にあり得ます。また、キャンペーンの方向性によっては、誰とも関わらないということもあり得ます。 この時期のドラゴン・パスには、他にもたくさんの英雄が活躍しています。“罪深き”グンダ、“黄金の歯の”ジャルドン、“深鍋”エルウリン、カリル・…
今日のセールはコレ。 Cults of PraxFrom Chaosium $2.59 $12.95 ルーンクエスト。グローランサのカルト本。旧版用ですが、最新版にもコンバート可能です。この値段だし、買っとくかなぁ。 DeepL 「ファンタジー・ロールプレイングゲーム「ルーン・クエスト」では、精神面と物理面の関係が即時的かつ具体的であるため、魔法が機能します。選んだ神と良好な関係を保つことで、特別な魔法を習得でき、熾烈な世界において信頼できる仲間を得ることができ、窮地を脱するために「神の介入」を求めることもできます。RuneQuestとその世界は、ゲームにおいて他に類を見ないほどの深さと一貫性…
ルーンクエスト (Rune Quest) 通称:ルンケ 初版:1978年(アメリカ) 開発者:Greg Stafford 世界観:ファンタジー ワールド名:グローランサ 通貨:ルナー (L) 目的:所属するカルトの目的達成 キャラクター:出身地C/一族の歴史RC/ルーン親和性C/情熱C/能力値R/職業C/カルトC パラメータ:能力値+命中部位+ルーン+技能 クラス:祈祷師助手/野盗/チャリオットの御者/工匠/芸事師/農夫/漁師など 能力値:筋力/耐久/サイズ/敏捷/知性/パワー/カリスマ(7個) ランダマイザー:1D100(パーセンテージロール) 判定方法:下方判定 クリティカル:あり(特性に…
その間にドラゴン・パスで起こったことは、グローランサの歴史の中でも最も大きな革命であった。当初、サーター王国は崩壊寸前で、部族間の争いで自らを引き裂く勢いだった。しかし、1629年の終わりには、ドラゴン・パスと旧聖王国を支配する勢力を確立した。 さらに注目すべきは、サーター人が赤の皇帝と“剃刀”ジャ・イール率いるルナー軍に立ち向かい、完膚なきまでに打ち負かしたことである。ルナー騎兵はプラックス人とサーター人の気迫あふれる騎兵隊に、ルナー魔術学院は新サーター魔術協会に圧倒されるなど、ルナー軍のあらゆる戦力に匹敵する軍隊でこれを行った。さらに悪いことに、サーターは自国の英雄である“狂戦士”ハレック…
ギョベクリ・テペ *1 が再び話題になっているが、これはグローランサでそれに相当する、グローランサの「第一神殿」であるフレーラー・アマーリ *2 。について話す良い機会だと思った。フレーラー・アマーリは、神々の時代にエネラリ族が“植物の王”フラマルが殺害された場所を示すために建てたものである。 『Guide to Glorantha』にはこんな記載がある。 神々の都はラリオスとセシュネラの間の紅の平原 *3 にある。神々の戦いでフラマルが殺害された場所である。そのため、ジェナーテラで最も神聖な場所の1つとなっている。 フレーラー・アマーリは、九大神の寺院として機能していた。フラマルの死後、エネ…
植物相 非人間たちによる占領が行われていた頃、のちにサーターとなる地域にはエルフの森が点在していた。これらは主にイエローパインの森 *1 で、ブナ、シーダー*2 、ベイマツ *3 、ナラ、シロトウヒ *4 、そしてレッドウッド *5 の木立が注意深く守られていた。クイヴィン山脈と嵐の山脈のふもと、藍の山脈の近く、そして迷える男の林に、これらの松林の残骸が今も残っている。ターンディサイの森は、この古い森の孤立した残滓である。人間が入植する前は、谷底の大部分は草原で、ナラの木が散在していた。この土地の多くは現在、小麦、大麦、ブドウ、果樹園などの耕作が盛んである。水辺にはポプラ *6 、ヒロハハコヤ…
ご存知の通り、ルナー帝国は可能な限り特定のカルトを弾圧しようとしている。その筆頭はもちろんオーランスだが、ストーム・ブル、ユールマル、マスターコス、ヒミール、イノーラ、ヴァリンド、ゾラーク・ゾラーンなども公式に嫌悪されているカルトである。ただ敵対するカルトの中には、オスリラ(ルナーが川の住人に対して犯した罪 *1 のおかげで、イェルムを通じて間接的に接触しなければならない)を含め、帝国が許容しているものもある。 しかし、それは何を意味するのだろうか。ルナー・ハートランドでは、オーランスのカルトがシリーラと西域領でなんとか生き残っていることが分かっている。ストーム・ブルのカルトはドブリアンと西域…
特定の好き嫌い マルキオン教徒は一般的には神々に不信感を抱いている。マルキオン教は祖先崇拝の流れが強く *1 、マルキオン教徒は祖先を神々を凌ぐほどの力を持たせたり、あるいは神々を単なる超人的な英雄や国をまたぐ祖霊 *2 に貶めたりしてきた。神々への礼拝をすべて拒否する宗派もあれば、特定の神々に例外を設ける宗派もある。例えば、第二期において神知者はチャラーナ・アローイ、イサリーズ、ランカー・マイといった光持ち帰りし者たちのカルトを中部海洋帝国中に広めた。神々を崇拝しない宗派であっても、マルキオン教徒以外による神々への礼拝を弾圧することはほとんどない。 他の神々を崇拝するほとんどのカルトはザブー…
マルキオン教徒は、「ルーン」(蛮族からは神として崇拝されている)を創造した見えざる神を尊崇する。ルーンが他のルーンと組み合わされて、より小さなルーンが創造された。これらの小さな創造物のひとつである建国者マルキオンは、見えざる神の法則を人間に明らかにした。この抽象的な見えざる神は、崇拝者に直接的な魔術を与えることはほとんどないが、神の法則の知識は魔術師に世界の他の部分を定義し操作する力を与え、物質を宇宙的蒸留 *1 の原料に変えた。マルキオンは神々の戦いで反乱を起こした神々に殺された。マルキオン教徒の魔術師は、他の場所ではすべてを支配していると信じられている神々の同意なしに、宇宙を形作るようにな…
フレストルの道は太陽暦2年にセシュネラの地で始まったが、その重要性はそれが分離した文化、ブリソスに由来する。この先史時代の文化は大暗黒よりずっと前に始まっており、グローランサの西方文化のルーツである。 ブリソスの古代種族は、その父であり創設者であるマルキオン人と呼ばれ、またその母である島の女神の名をとってブリソス人と呼ばれることもあった。 マルキオンとブリサ *1 の間には5人の子供がいたが、そのうち4人は男子でマルキオン人の4つのカーストを確立した。また、もう1人女子がおり、彼女はブリソスで非常に重要なブリサ女神の女祭位を確立した。マルキオンの子供たちはこの土地に住み着き、「論理王国」を築き…
みんなが喜びそうなノートをもっと。今回はエシルリスト卿について。 エシルリストはフレストルの生まれ変わりと考える人もいる。エシルリストはフレストルのクエスト *1 の途中でフレストルその人と遭い、地獄を荒らし、莫大な戦利品と2600頭の黒馬の魔物の群れを手に入れた。 ともかくも、エシルリストの信奉者はフレストルを「神」として、エシルリストを「半神」として礼拝している。そして、なぜかフレストルからルーン呪文を授かる(!)。そしてその魔法には、《盾》Shield、《闇の剣》Darksword *2 、《デーモン支配》Command Demon といった奇妙なものが含まれている(さらに《混沌支配》C…
周知のように、1610年、新パヴィスはルナー軍の前にたった一日で失陥し、包囲者に門戸を開放した。暴動が起きたが、首謀者は捕らえられ殺された。抵抗する者は組織的に虐殺され、または即座に処刑された(あなたの解釈による)。イェルマリオの支配者一族との争いは多くの人にとって驚きだったが、ドラサールの近親者が粛清されたことはそれほどの驚きはなかった。 その後14年間、都市はルナーの手中にあったが、最初にやってきた軍勢はすぐに出身国に帰っていった。ルナーの初代総督であるソル・イールは、蛮族やトロウルとの平和を維持し、街の財源を充実させた。この間、オーランスのカルトは弾圧されたが、オーランス司祭の政治的影響…
1625年現在、新パヴィスの定住人口は約5150人であり、サーター人の都市としてはボールドホームに次ぐ。また、大廃都内には1500人が住んでいる。パヴィス郡全体では約2万5500人の定住者がおり、サーターの最大部族人口の2倍以上である。常に5000人から1万5000人のプラックス人が家畜とともに都市周辺に野営している。家畜は街の商人と工芸品、特に金属製品に交換される。これらのプラックス人の多くは「白い雄牛の結社」に所属しており、白い雄牛の化身であるアーグラスを礼拝している。アーグラスの旗印に群がる傭兵や冒険者たちと相まって、新パヴィスには西部劇のような雰囲気が漂っている。白い雄牛の仲間たちは、…