さみしかった本:ケイトバーンハイマー著のレビューです。 さみしかった本 作者:ケイト バーンハイマー 岩崎書店 Amazon 自分のお気に入りの本、その本がどんなに好きなのか、その度合いを表現するのはとても難しい。どんなに言葉を重ねても、まだまだ、まだまだ、伝えきれないことがままある。 本書はそんなもどかしい思いもすっ飛ぶほど、主人公の女の子がお気に入りの本のことが大好きという気持ちが伝わって来るのです。 好きの想いは女の子だけではない。本の方もまたこの子が大好きだと言う、いわば本と女の子の関係が羨ましいほどの両想いなのです。 あたらしく図書館に入って来た本は、新刊コーナーに置かれ、大勢の子ど…