日本の財政規律はアベノミクス以降、実質的に崩壊した。さらに現政権が「これまでは緊縮だった」という歪んだ認識でさらなるアクセルを踏もうとする今、日本は「正常化可能なライン」を完全に逸脱しようとしている。 次期FRB議長候補のウォーシュ氏が「インフレは国民への不当な課税だ」と断じる一方で、我が国の指導層にはその危機感すらない。このまま座して死を待つのか、それとも残された余力を投じて「一太刀」浴びせるのか。ドリームかもしれないが、これこそが「予後」をマシにする唯一の外科手術である。 1. ウルトラC:日銀保有株の「自己株買い・消却」 金融はこれまで政府にしゃぶり尽くされ、ボロボロの状態だ。まず着手す…