今更ながらデータ指向アプリケーションデザインを読んでいる。第I部 データシステムの基礎まで読んだ。とにかく面白くて良い。 自分は「3章 ストレージと抽出」がもっとも面白いと感じ、とくにSSTableとLSMツリーというシンプルなアルゴリズムで多くの問題を解決できていることに感動を覚えた。昔もマージソートに感動した覚えがあるけど、今回もマージソートはすごいという気持ちになる。また列指向データベースの基本的な考え方や圧縮効率を学べたのも良かった。 「4章 エンコーディングと進化」においては、変化しやすさを担保するための後方互換性(= 新しいコードが古いデータを読める)と前方互換性(=古いコードが新…