リアルな動物のぬいぐるみで有名なドイツのメーカー。芸大出のデザイナーが、手作りで1点、1点ぬいぐるみを作成している。
ケーセン社(Kosener Spielzeug GmbH)は、ケテ・クルーゼのものづくりの伝統を引き継ぐおもちゃメーカーです。
1912年にケテ・クルーゼの人形工房としてスタートし、1949年の終わりまで、ケテさんが運営していました。彼女が西ドイツに工房を移した後は、ぬいぐるみの製作に力を入れるようになり、1964年以降人形は作らなくなってしまいました。ハレという町にある芸術大学との協力で、アーティストやデザイナーによるデザインが始まりました。これをきっかけに、手仕事で作られたこれらの愛らしい動物たちの持つ、生きているような外見、職人気質の品質、最高の遊びの価値が生まれました。
1992年から会社を経営するシャッヘ氏もまた、この伝統を大変愛しています。現在、全ての動物たちは、バド・ケーセン(ケーセン社のある市の名前)でデザインされ、作られています。新しい動物を創作する間は、デザイナーのメーラン(Annekatrin Mehlan)とフォースター(Sunhild Forster)の頭の中は、ユニークなアイデアでいっぱいです。
20世紀の終わりに、ケーセン社はジルケ・ブランドのコレクションを引き継ぎました。高い品質の人形と動物のぬいぐるみのコレクションは、今ではバド・ケーセンで作られています。