やはりリヒター展はベスト10に入るでしょう。 東京からの巡回。豊田市美の天井の高い部屋でみるリヒターの作品は胸がすくような、思い切り深呼吸したくなるほどの気持ちよさがあった。 抽象画、具体画どちらも彼が追求する「イメージ」「見るとは」を表現する方法で、両方とも彼が歩く1本の線の上にあるとわかったことも大きな収穫。本展も時代順に作品をみることができた。どの展覧会においても、時代順で作品をみると、その作家が何を見て、何を感じていたか、彼らが生きたその時代と作品との関係など、全体を俯瞰できるのがいいし、理解がしやすい。 リヒターの《ビリケナウ》はホロコーストを題材とした作品。彼はこれを描くことが使命…