コウガイビル

(動植物)
こうがいびる

扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目に属する。
ミミズのように細長く、ナメクジのようにぬめっとしていて、頭が扇型に広がっている生き物。
梅雨のころになると地面を這っている姿を見かけることができる。
ヒルという名がついているが、プラナリアの仲間であり、再生力が強い。
名前の由来は髪飾りの(こうがい)
ナメクジやカタツムリ、ミミズを食べて生きている。
一部ではKGB という愛称がつけられ親しまれている。

日本では現在約20種が知られている。

  • クロイロコウガイビル Bipalium fuscatum:(その名の通り)黒色で 10 cm 程度の長さである。頭板は三日月状。文献1
  • クロスジコウガイビル Bipalium fuscolineatum:体色は暗緑褐色で、背面に1本の線条がある。
  • オオミスジコウガイビル Bipalium nobile:黄色地に3本の茶色の筋が走っていて、長さは 1 m になることもある。東南アジアあるいは中国南部原産の外来種と考えられている。文献1
  • ワタリコウガイビル Bipalium kewense:背面は淡黄褐色で、5本の線条がある。外来種。文献1
  • ヒルゲンドルフコウガイビル Bipalium hilgendorfi
  • Bipalium glaucus
  • Bipalium kisoensis
  • Bipalium monolineatum
  • Bipalium ochroleucum
  • Bipalium pennsylvanicum
  • Bipalium tetsuyai:模式山地は北海道札幌市の藻岩山。文献2
  • Bipalium glandiantrum:模式産地は新潟県三条市。文献2
  • Bipalium muninense:現在知られている生息地は模式産地である小笠原諸島の父島のみ。文献2
  • Novibipalium falsifuscatum:背面は黒色で、長さ 12 cm 程度。頭板は三日月状。
  • Novibipalium trifuscostriatum:背面は暗褐色で、3本の線条がある。長さ 55 mm 程度。
  • Novibipalium venosum
  • Novibipalium miyukiae:模式産地は北海道函館市。文献2
  • Novibipalium murayamai:模式産地は新潟県三条市。文献2
  • ミスジコウガイビル Diversibipalium trilineatum:3本の線条を持つが、原標本が焼失したためどの種を指すか特定できず、文献1では「この和名の使用を中止すべき」としている。
  • タスジコウガイビル Diversibipalium multilineatum
  • Diversibipalium maculatum:原記載は図がなく、再同定が不可能(文献2)
  • Diversibipalium fulvum
  • Diversibipalium fuscocephalum

参考文献

  • 文献1:青木淳一, 1999. 日本産土壌動物. 東海大学出版会.
  • 文献2:Kawakatsu M., Sluys R. and Ogren R. E., 2005. Seven new species of land planarian from Japan and China (Platyhelminthes, Tricladida, Bipaliidae), with a morphological review of all Japanese bipaliids and a biogeographic overview of Far Eastern species. Belg. J. Zool., 135 (1) : 53-77


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