Sir Arthur Conan Doyle 英国の作家(1859-1930)。シャーロック・ホームズの生みの親。ホームズ物以外に、SF小説「失われた世界」や歴史小説「勇将ジェラール」シリーズなども手がけている。 合理精神の持ち主で、実際に冤罪事件に関わったこともある。 その一方で、晩年は心霊学に没頭し、“心霊主義の聖パウロ”とも呼ばれた。偽の妖精写真をつかまされたりもしている。
回想のシャーロック・ホームズ 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アーサー・コナン・ドイル 東京創元社 Amazon ちょこちょこと読み進めていたので、早く内容が朧げになってしまっている部分があります。 率直な感想としては前作の『シャーロック・ホームズの冒険』の方が遥かに面白かったなと。 それは本作がイマイチという訳では無く、前作が偉大過ぎたんだなというのが個人的な感想です。 全部で11篇も収録されている本作ですが、印象的だった話を抜粋したいと思います。 まず最初の話だからなのか、1話目の「<シルヴァー・ブレーズ号>の失踪」は印象に残っています。 実は2つの事…
「失われた世界」はホームズで有名なコナンドイルのSF作品。ホームズとは一味違う、ワクワクいっぱいの冒険譚!その魅力を紹介します。 ※この記事では「失われた世界」の光文社古典新訳文庫版(訳:伏見威蕃)について解説しています Kindle Unlimitedの無料体験で読めちゃう! 無料期間中の解約OK!/ Kindle Unlimitedの無料体験を始める (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.sc…
シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アーサー・コナン・ドイル 東京創元社 Amazon 久々のホームズシリーズとなってしまいました。 前回は『四人の署名』を読んだはずですが、それが個人的にはイマイチだったこともあって離れていました。 それでも本作だけは読まねば始まらないと思ってはいました。 何たって「THE 推理小説」と言える世界で最も有名な作品と言えるでしょうからね。 これは繰り返しの話になりますが、自分も中学生の頃にホームズシリーズは一通り読んだはずなんです。 なんですが、正直言って殆ど覚えていません。 それでも本作では「ボヘ…
最近集中力に欠けています。10月はPride&Prejudice(Jane Austen)を読んでいたのですが、英語が難しく全く集中できず、遅々として進まず。結局忙しさにかまけて読まなくなってしまい、挫折。積読棚へ移行しました笑 英語は習慣的にコンスタントに触れていたいので、取っつきやすさ第一でこちらをチョイス。実はそこまで取っつきやすい英語ではなかったのですが、結果的には大満足な読書体験でありました。 シャーロック・ホームズシリーズは今まで映像モノは随所で見ていたものの、書籍では初めてでした。1884年に医業の余暇(!)で綴った処女作、いやあ面白かったです。多才な人は羨ましいですね。 英語は…
最近は電子書籍で読書する人が多いですが 私はアナログ派です。 本を読みながら あれ?これはどうなってたっけ? と、よく前のページにさかのぼって読み直すので 紙のほうがそういう読み直しがやりやすく リアルの本が好きです。 全然本を読まない時期もあったけど 今から死ぬまでに少ししか本を読まないのは もったいないように思い 読む時間を作ることにしました。 通勤電車の中です。 たった15分くらいしか乗っていませんが 大体は座れるので 最初にスマホで通知などを確認した後は 本を広げます。 適当に勧められたものや ブックオフで買ってきた本を読みます。 (コミック新刊は本屋で買うがその他はブックオフが多い)…
血圧値 113/63/85 酸素飽和度 98% 体温 36.8℃ 体重 67.2キロ 今日からシルバーウィーク、お彼岸飛び石連休ですね。 昨日も夜なんか涼しいし、良いなあ。 夜明けの空も美しい。 ゴールデン・ドーン。黄金の夜明け。 「ゴールデン・ドーン」と言えば、やはり、これ。 ヴィクトリア朝末期、19世紀も終わりに近づいたころのイギリスで設立され、近代魔術の歴史を作った魔術結社のシンボルマークですね。 こんな感じ。 黄金の夜明け団(Hermetic Order of the Golden Dawn)は、19世紀のイギリスで創設された西洋魔術結社である。黄金の暁会とも訳され、G.D.と略名され…
映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」、第3回目を鑑賞してからしばらくが立ち、第4回目行きたいなあ、まだ、上映しているかなあ…と思いながら、上映館検索してみれば、残念ながら上映館は限られ、足を運ぶのは大変そう。ということで、今回は、遅ればせながら、第3回鑑賞をしてからの、考察(?)を行いたいと思います。3回目ともなると、もう書くことないのではないでしょうか、と思われる向きもあるかと思う、それは確かにそうなのだが、シャーロック・ホームズファンとしては、観るたびごとに、些細なことに引っかかり、些末なことから、様々な事柄を関連付けて推察することが、又、楽しみでもあり、今回も気が付いたこんなこ…
1912年(大1)文成社刊。文成社は偉人伝、処世法、実用書などの出版物が多かった。森蜈山(ござん)による訳書はこの一点しか知られていないが、明治末期におけるホームズ物の翻訳の貴重な例証になっている。文体もこなれていて読みやすい。最初はタイトルが珍しいのでドイルの別の作品かと思ったが、読んでみると第一短編集「冒険」の3作品だった。どうして原題とは異なった題をつけたのかは不明。「殺人俱楽部」⇒「オレンジの種5つ」、「地下の秘密」⇒「赤毛組合」(訳文中は「紅髪結社」)、「写真の行衛」⇒「ボヘミアの醜聞」。地名は倫敦(ロンドン)の米架街(ベイカ)、ホームズ名は穂室静六(ほむろ・せいろく)になっている。…
※注※ 獅子雄の衣装についてのコメントあり TVドラマ「シャーロック アントールドストーリーズ」のファンが待ちかねていた映画、「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」が、封切られて半月余りがたとうとしている。TV版「シャーロック」のファンであった筆者も、すでに観に行きました。中には、すでに、何度も何度もリピートして、両手の指では数えられないほど、この映画を観ているファンもいるらしい。筆者はまだ、一度のみの鑑賞であるが、いずれまた観に行こう! 映画の冒頭、さっそく若宮君の顔がスクリーンいっぱいに映し出され、事件解決の依頼をされているシーンを見た時には、涙がでそうになるほどうれしかった、ちょっと…
作品情報 キャスト<俳優名> 誉獅子雄<ディーン・フジオカ> 若宮潤一<岩田剛典> 蓮壁紅<新木優子> 冨楽朗子<広末涼子> 蓮壁千里<村上虹郎> 冨楽雷太<渋川清彦> 蓮壁千鶴夫<西村まさ彦> 小暮クミコ<山田真歩> 江藤礼二<佐々木蔵之介> 捨井遥人<小泉孝太郎> 蓮壁依羅<稲森いずみ> 馬場杜夫<椎名桔平> あらすじ 感想 推理もののはずなのに推理させてくれない なんでこんなに普通の人がいないんだw 最後に
2020年にKADOKAWAが所沢に作った謎の巨大施設、ところざわサクラタウン。 先日のお休みに家族で遊びに行ってきました。 現代アートみたいな鳥居。 図書館、美術館、博物館が融合した「角川武蔵野ミュージアム」と、イベントホール「ジャパンパビリオン」、他にも神社やショップ、レストランや書店などが並びます。 日本最大級のポップカルチャー発進拠点、ということですが、場所は本当に所沢の中でも一番のどかな部類で、交通の便がいいわけでもなく。 高い建物もほとんどないような場所です。 なぜここにこんな施設を…?と家族みんなで首を傾げつつ。 入り口にはこれまた謎の一つ目小僧。 サクラタウンの見どころ、エディ…
読書で疲れたり、だるくなったりする。たいてい、亡霊のせいだ。 それは両親、特に母に似たキャラクターが出てくるとき。田舎の風景が広がるとき。いかにも昔ながらの男女像が描かれるとき。女性たちの井戸端会議が開かれるとき。ページが温和な母性や家庭で満たされるとき。酒や暴力に焦点が当てられるとき。亡霊がゆっくりと現れ、私の肩に手を乗せ、体重をかけながら、頭の中に侵入してくる。 私は大切なことを忘れやすいので、自分に亡霊が訪れやすいことを忘れる。読書中の頭痛が激しくなったり、その日の眠りが浅かったりといった反応で気づく。医者は、なめらかなフラッシュバックとか、タイムスリップだと言う。今と過去、自他の境界線…
どうも、たきじです。 今回は2002年公開のアメリカ映画『マイノリティ・リポート』の解説&感想です。スティーヴン・スピルバーグ監督とトム・クルーズがタッグを組んだSF映画です。 作品情報 解説&感想(ネタバレあり) フィリップ・K・ディック原作のSF アクションとサスペンス 先人達へのオマージュ 最後に 作品情報 マイノリティ・リポート posted with カエレバ 楽天市場で探す Amazonで探す Yahooショッピングで探す タイトル:マイノリティ・リポート 原題 :Minority Report 製作年 :2002年 製作国 :アメリカ 監督 :スティーヴン・スピルバーグ 出演 :…
日記だと埋もれそうなので個別記事に分けておく。やりたいことがいっぱいあって、欲望があるというのはわりに元気な証拠だと思うので好ましいことだけど、見失いたくない。 3月 読みたい ・小川哲『地図と拳』・コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』・小川洋子『薬指の標本』→読了・佐野洋子『食べちゃいたい』 観たい ・薄桜鬼・薄桜鬼 碧血録・TRIGUN STAMPEDE・REVENGER・ガリレオ★CV・駆けはやぶさ ひと大和 ゲーム ・薄桜鬼(ゲーム)山南篇 ほか ・資格① 過去問題集 1周・資格② 科目1・2受講・創作プロット 来月以降 読みたい ・梨木香歩『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土…
『シャーロック・ホームズの冒険』第1シリーズ第7話「青い紅玉」原題: The Adventures of Sherlock Holmes (series 1) episode 7 "The Blue Carbuncle"Original air date: 5 June 1984製作年:1984年製作国:イギリス 作品について Amazon 感想 キャスト スタッフ 作品について Sir アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズを原作とするテレビドラマ。 『シャーロック・ホームズ』シリーズの映像化の中で最高峰。 John Hawkesworth が Developed fo…
I AM SHERLOCK (1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)小学館AmazonI AM SHERLOCK(2) (ゲッサン少年サンデーコミックス)作者:高田康太郎,伊緒直道,コナン・ドイル小学館Amazon 電脳版シャーロック・ホームズ。 ホームズ物なのに、推理の要素がほぼ無いってのは、 やはりどういうものか、と思ってしまう。 たとえば初対面のワトソンに対して、 アフガニスタン帰りの軍医で、左足に銃弾を受け退役したことを推理する、 原作シリーズとしての超有名なつかみの部分も、 握手でスキャンした生体指標(タグ)の情報を読み取っただけ、という。 原作改変の部分も、2巻では「赤髪連盟」や…
ポアロ ホームズ コロンボ と わが家 230309 「ポアロ」「ホームズ」「コロンボ」 … 。 これから何を連想されますか。 共通項は ? NHKが繰り返し放送して来たテレビ・海外ドラマである。 わが家では、飽きもせず何度も観ている。 「ああ、このシーンは観た」 「このあと、こう展開するんだよ」と言いながら。 わが家のパートナーは、ストーリーの筋をほとんど覚えている。 だから「このシーンに真相のヒントがあるよ」とか、いろいろ解説する。 私は幸か不幸か、覚えているシーンはあっても、 ストーリーをほとんど忘れている。 だから、同じ話であっても繰り返し見ても大丈夫なのだ。 わが家の二人の違いは何だ…
どうも。 最近2歳の息子 ユキ君が自閉症スペクトラムの診断を受けたと記事にしました。 ryousankunchan.hatenablog.com その後、気になっていたのが5歳の姉 雪ちゃん。 彼女も気になるところが多々あり、今後の彼女の為にも病院で診断を受けることにしました。 結果としてはアスペルガー症候群であろうとのこと。 自身としてもこれから多く勉強していきたいし、教えて貰いたいし、今後のどなたかに 参考になればとこのことについても今後書いていきたいと思いました。 アスペルガーとは? 雪ちゃんの場合は なぜ早くからサポートすべき?何するの? 病院に連れて行くハードルの高さ 今後について …
猫の日にちなんだ本第3弾(まだ地味に続きます)。 『黒猫・黄金虫』エドガー・アラン・ポー 出版社:新潮社 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c…
【美術展覧会】本日2023年3月4日から、兵庫県立美術館で「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造―」が開催中。会期は5月14日まで。 絶滅してしまって化石から姿を想像するしか方法がない恐竜。 初期の頃はかなり珍妙なものもあったようだ。 恐竜のイメージを多くの人々に印象付けたのは、2人の画家チャールズ・R・ナイトとズデニェク・ブリアンだと考えられている。 19世紀末から20世紀に活躍したアメリカの画家チャールズ・R・ナイトは当初野生動物を描いていたが、生物学的知見に基づいた恐竜画を発表。コナン・ドイルの小説『失われた世界』の挿画としても使用された。 20世紀中盤から後半にかけてチェコで活動したズデ…
記録 本 コナン・ドイル『緋色の研究』『四つの署名』 延原謙 訳(新潮文庫) モリミュから憂モリに落ちて、これは読まないわけにはいかないだろうということで。複数の出版社から出ているが、装丁がかわいかったので新潮文庫にした。すごくおもしろい。漫画も単行本で集める決心をしてちまちま読み直しているので、この先読み進めていくうちに原作からもってきた部分と漫画オリジナルの部分が見えるようになるのが楽しみ。8月のOp.5までにシリーズ走破したいのだけど、果たして。 遠藤周作『母なるもの』 2023/2/20 - 地上のまなざし ジョン・スタインベック『ハツカネズミと人間』 大浦暁生(新潮文庫) 2023/…
コメント欄でちょっと批判めいたことも書かれているけど、使いどころ間違えなければとても有用だし、多分相手もこういうテクニックだと気づかない。 togetter.com よく使っていたのは、要件定義を準委任でやってるときとかアプリの仕様を聞き出す時である。 shigeo-t.hatenablog.com shigeo-t.hatenablog.com ある企業内でシステム開発があるとする。全システムを一気に刷新するようなことはシステム開発をするような企業ではめったにないので、対象部分と対象外部分がある。仮に図の通りだとする。 ところがこんなきれいに説明できる文書を作れる人も、説明できる人もほぼ存在…
最近ずっとアガサ・クリスティー原作のポワロをNHKBSで視聴しています。 以前にも放映されていたので、その時にもほとんど見たのですが、何度見ても飽きないです。 ストーリーの面白さだけでなく、ポワロのキャラクター造形の見事さや舞台となった1920年~30年代のイギリスの雰囲気も伝わってくるからでしょう。 NHKで放映しているものは、ポワロをデビット・スーシェが演じていますが、本を読んだときのイメージ通りです。 ヘイスティグ大尉をはじめとして、他のレギュラー陣の役者も違和感がありませんでした。 また当時の風俗等もよく再現されています。 そんなポワロ物も本では、いくつか有名なものは、読んでいるのです…
辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿 (文春e-book) 作者:莫理斯(トレヴァーモリス) 文藝春秋 Amazon この小説は香港人である私からシャーロック・ホームズへの恋文であると同時に、シャーロキアンである私から香港へのラブレターでもあります。著者が日本の読者に向けた添え書きは、この本の特徴を見事に言い表している。一九世紀末の英国でコナン・ドイルによって書かれたシャーロック・ホームズの冒険譚を、時代はそのまま、舞台を清朝末期の大英帝国の東の果ての植民地である香港に移して物語るこの大胆なパシティーシュで主役を張るのは、諮問探偵である満洲旗人の福邇(フー・アル)。福邇の偉業を世に知…