なんとなくラノベを読んでみたくなったのですが、読みたくなるようなタイトルが無かったため、昔読んだ本を再読することにしました。コバルト文庫は、中高生の少女向け小説のレーベルですが、大学の文芸部でその存在を知り、好奇心で読みまくった時期がありました。コバルト四天王(氷室冴子、久美沙織、田中雅美、正本ノン)の作品をはじめ、けっこう読んだのですが、男子大学生向けではないので、ほとんど頭に残らず、唯一、読めた作家は久美沙織だけでした。その中でも、一番だと思ったのが、『鏡の中のれもん』(全9巻)です。少女向け小説で巻を重ねるのは、冒険と言われていたころ、久美沙織は例外的に大長編を書いていました。前作の『丘…