以前から活動を追いかけていた鈴木マ球さんの新刊を手に入れました。 絵と話の作り方の両方に大きな変化を感じました。 新刊「ラブ・イズ・ザ・デビル」を読んだ感想を鈴木さんに伝えたいので、ここに書き残しておきます。 今作では目の描き方に複雑なニュアンスが生まれています。(まつげ、黒目など) 常に泣いているようにも見えるニュアンスですが、繊細な心の変化を描いていくこの漫画の物語と表現が対応しています。 (『ラブ・イズ・ザ・デビル』より引用) また、線も細く繊細で、なおかつ明瞭で記号的な描写が選ばれています。 特に作品冒頭の見返し、物語の導入であり、物語のキーにもなるページが注目されます。 明晰に形状が…