コレラ菌を病原体とする伝染病のひとつ。Cholera。
感染経路は、排せつ物や手に付着した汚れなどで汚染された水や食物を摂取することなど。
症状としては2〜5日の短い潜伏期間後に、軽度の下痢や嘔吐を引き起こし、重症の場合は「コメのとぎ汁のような水様性便」が大量に排泄され、深刻な脱水症状を誘発する。突然の水分喪失は、ただちに治療を行わないと死亡する可能性がある。
治療は一般的に抗生物質の投与と、下痢によって失われた水分を補給するための水分補給が行われ、患者の80%は、経口補水液で治療することができる。主な発生地はアフリカの大部分やアジア、中南米の一部の地域。
1817年に始まった第1次世界流行より、複数回にわたってその流行が記録されている。