日本の教育は「おせっかい教育」である。または、甘ったれである。外聞屋である。事勿れ主義である。もちろん、「悪い事」はない方がいい。誰でも、無難に過ごしたい。 しかし、平穏無事な毎日は、実際のところでは、これまでもなかったし、今もないし、これからもないだろう。無事だと錯覚できたのは、アメリカの名ばかりの核の傘と、他国の混乱と、島国とのためである。運がよかったに過ぎない。 世界は爛熟に突入した。地域紛争は、ガス抜きの一種である。必要悪としての紛争をどこかでやっていなければ、本体そのものが爆発してしまう。これはまずい。だから、常にごたごたはある。無理にでもつくる。これが国際政治の実態で、あちらこちら…