高度経済成長期に建設された日本のインフラが、一斉に老朽化の時を迎え、頻発する自然災害への備えが急務となる現代。私たちが日常的に利用する橋やトンネル、ビルといった社会基盤の「安全」を、特殊な化学の力で静かに守り続けている企業があります。それが、大手化学メーカー・株式会社トクヤマを親会社に持つ、建設化学のプロフェッショナル集団「株式会社トクヤマエムテック」です。同社は単なる建材メーカーではありません。コンクリート構造物の「かかりつけ医」として、劣化の診断から最適な補修・補強材料の開発、そして施工までを一貫して手掛ける、まさに「社会インフラの総合病院」です。第47期決算では、58百万円の純利益を計上…